琵琶湖博物館の6水槽が再開
びわ湖放送
県立琵琶湖博物館で先日、閉鎖されていた水槽展示の一部が再開され、夏休みに向けて見どころがまた一つ戻りました。 先月25日に展示が再開されたのは、アフリカのヴィクトリア湖にすむナイルパーチや、びわ湖に広く生息するブラックバスやブルーギルなどを入れた2つの水槽のほか、日本の水辺風景をテーマとした「よみがえれ!日本の淡水魚」コーナーの4つ、あわせて6つの水槽です。 琵琶湖博物館では去年2月、アクリルの経年劣化などによるビワコオオナマズの展示水槽の破損事故受け、館内全ての水槽を対象に安全検査が行われ、その結果、アクリルの交換など、修繕が必要とされた全13の水槽が閉鎖されていました。 今回の展示再開は、今年4月のトンネル水槽などの再開に続くものです。再開された「日本の淡水魚」コーナーでは、水槽の中に、博物館の飼育員手作りの新たなジオラマが設置され、びわ湖やその周辺に暮らす魚たちの生息地の様子が忠実に表現されています。 この内、「ウシモツゴ」の水槽では、繁殖期のいま、オス同士が縄張りを争って頻繁に体当たりを繰り返すことから、「シュードラスボラ・プグナックス:けんかっぱやいモツゴ」という意味の学名が付けられたこの魚の興味深い生態を見ることができます。 今回の展示再開で、閉鎖中のものはビワコオオナマズ水槽など残り3つになりました。
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