国内で過去に例がない危険な暑さが予想された際、熱中症を予防する行動の徹底を求める新しい情報「熱中症特別警戒アラート」の運用が、24日から始まりました。 　「熱中症特別警戒アラート」は、健康に重大な被害が生じ、国内で過去に例のない危険な暑さが予想される場合に環境省から発表され、これまで危険な暑さが予想される場合に出されていた「警戒アラート」よりも、さらに強く熱中症を予防する行動の徹底を呼びかけるものです。 　「警戒アラート」は、気温や湿度などから算出した「暑さ指数」が、各都道府県内のいずれかの観測点で33以上と予測された場合に発表されるのに対し、「特別警戒アラート」は「暑さ指数」が各都道府県内の全ての観測点で35以上と予測される場合に発表されます。 　「熱中症特別警戒アラート」が出された都道府県では、熱中症を予防する行動の徹底が求められるほか、市町が指定するエアコンの効いた施設が「クーリングシェルター」として開放されることになっています。 　また学校やイベントなどにおいて、熱中症対策が徹底できない場合は、運動やイベントの中止などの判断が求められます。