昌平高CB中松陽太(3年=大宮アルディージャU15出身)(Manabu TAKAHASHI)

[8.3 総体決勝 神村学園高 2-3 昌平高 Jヴィレッジスタジアム] 　令和6度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技は3日、決勝を行った。昌平高(埼玉)が3-2で神村学園高(鹿児島)に逆転勝ち。初優勝を飾った。 　 　CB中松陽太(3年=大宮アルディージャU15出身)は最終ラインの要として全6試合で先発出場。準々決勝では後半途中から右SBへポジションを移し、劇的な同点ゴールを決めている。フィード、ドリブルで攻撃のアクセントにもなり、大会優秀選手に選出された中松が優勝の喜びや今後への意気込みについて語った。 【写真】背後にまさかのムバッペ!? 日本代表MFが同僚と渋谷を満喫 ―優勝の感想は。 「実感がないんです。凄すぎて。とにかくうれしいです」 ―神村も強い相手でしたが。 「凄く攻撃が速くて、どんどん人が来るので、対応するのは大変でした。失点はしましたけど、僕たちのほうが沢山点を取れて勝てたので良かったです」 ―失点したあとの踏ん張りが良かった。 「気持ちを切り替えて、『まだ1点差だぞ』という感じで声も出ていて、(準々決勝の)桐光学園戦は2点差を追い付いてもいたので、その経験は大きかったですね。あの試合があってみんなの一体感も強くなったし、信頼関係も深くなったので、いろいろな意味で桐光戦は大きかったと思います」 ――収穫と課題は。 「収穫としてはヘディングでCKとか競り合いで勝てるようになってきたことです。課題はビルドアップの質。もっと質を高めないといけないし、自分がボールを運んでチームのビルドアップをもっと助けられる選手になりたいです。まだまだ自分のプレーは物足りないです」 ―今後に向けて。 「プレミアリーグも始まりますが、筋力トレーニングもしっかりして、もっとスキのない選手になっていきたいです」 (取材・文　川端暁彦)