このままだと失敗…。前半戦ガッカリだったJ1の新戦力(10)まだ何もしていない…。名門の助っ人がピッチにすら立てず
2024シーズンの明治安田J1リーグは折り返し地点を過ぎた。新戦力が活躍して飛躍したチームがある一方で、期待の新戦力がハマらずに苦しんでいるケースもある。今回は、今季J1のクラブに加入した選手で期待通りにいっていない選手をピックアップして紹介する。※各データは6月23日時点『transfermarkt』を参照。
MF:ミロサヴリェヴィッチ(鹿島アントラーズ) 生年月日:1992年7月28日(31歳) 前所属クラブ:FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サド(セルビア) 2024リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト ミロサヴリェヴィッチは、セルビアのFKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドから鹿島アントラーズに加入した31歳の守備的MFだが、まだその実力をピッチで示せていない現状だ。J1でのプレーは、ここまでわずか35分間しかない。 ミロサヴリェヴィッチは、セルビアリーグのシーズン中に日本への移籍が決まった。昨年7月末に開幕したシーズンで今年3月中旬まで戦い、その後鹿島に合流している。第7節のFC東京戦でJ1デビューを果たしたが、その後はベンチ外が続き、コンディションを上げることが優先だった。5月22日のYBCルヴァンカップ・ヴィッセル神戸戦に先発出場した際に左足の筋肉を痛めて離脱している。 クラブの発表によると、ミロサヴリェヴィッチの回復には約2カ月を要するという。シーズンの疲労を抱え新しい環境にやってきたミロサヴリェヴィッチには、ある程度の適応期間が必要かもしれない。しかし、ランコ・ポポヴィッチ監督が指導していた選手ということで即戦力として期待されたことは間違いない。3月に加入した31歳の新戦力は、チームに足りないものをもたらす補強だったはずだが、良いスタートは切れなかった。
フットボールチャンネル