東京五輪2冠も口にした"後悔" 体操・橋本大輝「うち農家なので」大会副賞の米を活用してチームで"着地強化"
努力は実を結び、2023年の世界選手権の団体決勝では、優勝がかかった最終種目の鉄棒、最後の伸身新月面宙返り下りの着地をピタリと止め、世界選手権で日本に8年ぶりの金メダルをもたらしました。 さらに個人総合決勝では、着地を止めるのが難しいとされる跳馬で大技『ロペス』の着地をピタリと止めると、最終種目で体力が削られる中迎えた鉄棒でも着地では1歩も動かず。自身初の世界選手権連覇を果たしました。
■「着地を決めて文句を言わせない」
見据えるは『パリ五輪3冠』。個人総合と種目別鉄棒の連覇はもちろん、最も重要な目標として掲げるのは、団体の金メダル。 橋本選手は「アテネ五輪であったり、リオ五輪、あの試合を見ているとやっぱり団体金メダルが欲しいと思うので、みんなで18演技つないで、一番いい色をとりたいなって思います」と語り、着地についても「アテネ五輪の冨田洋之さん、リオ五輪の内村航平さんは最後で着地を決めて勝っているので、それを達成して文句を言わせない演技にしたいと思います」と意気込みました。