<令和ロマン高比良くるま>ラグビー部時代の戦法でM-1“芸歴最年少”王者に 「俺のラグビー生活が報われた」 WOWOWラグビートークで明かす
大西さん 準備することの大切さをラグビーで学んだと。
高比良さん 本当にそうです。すべては工夫ですね。もうすべてはラグビーです(笑い)。
大西さん M-1は名だたる先輩方が審査員として見ているわけですが、たぶん僕なら緊張してしまって、無理です。でもくるまさんはとても落ち着いて漫才していたなと思ったのですが。
高比良さん ラグビーの試合と漫才、どっちが緊張するかといったらやっぱりラグビーです。そういう試合を乗り越えてきたから(優勝できた)、というのはありますね。ケガした先輩の代わりに予選に出て、「ここで負けたら先輩の花園がついえる」とか、それに比べれば全然大丈夫なんですよ。あれほどの緊張感ではないですからね。そういう時に限って飛んでくるキックオフのパントに比べれば、もう全然。「なんで今、俺のところに来るの?」って。あんなに怖いものないですよ(笑い)。
大西さん そこでもラグビーが生きたわけですね。
高比良さん 「弱い方がどうやって勝つか」という思考ですよね。最初はサインとかプレーとか自分たちがデザインしたものを用意して試合に臨みますけど、向こうがやってくることに対応しながら後半は修正していって、結局はその修正力で勝敗が決まるじゃないですか。レベルが高ければ高いほど。M-1のお客さんってある種、対戦相手なんですよ。笑わせなきゃいけない相手なんです。去年のM-1のお客さんは言わばめちゃくちゃディフェンシブなチームだったので、こっちも何か対抗しよう、みたいな感じで臨みました。
◇対談を終えた高比良さんの感想などは以下の通り。
ーー久しぶりのWOWOW出演、そして大西さんとの対談、いかがでしたか?
大西さんの対談相手としての安定感、MC力、引き出し力。まだまだ売れますね(笑い)。すごいです、本当に。
ーー普段は番組でラグビーの話をすることはあまりないと思いますが、今日はたくさんお話ししていただきました。