《激戦の舞台裏①》「総監督を勝たせたい…」因縁の相手に勝利!春高バレー新潟県勢8年ぶり16強の東京学館新潟
そして、迎えた7日の3回戦。対するは2年連続春高準優勝の強豪・熊本代表の鎮西だ。 試合は互いに主導権を握りあう展開となるが、第1セット終盤、2点のリードを奪われる。すると… 東京学館新潟 渡辺健太郎 監督: 大事なポイントを落とすな。意地でも落とすな
渡辺監督の言葉で気を引き締め直した学館。相手のスパイクをシャットアウトし、同点に。 続くラリーではリベロの井嶋がスーパーレシーブ! その後もしぶとく粘り、最後はエース皆木が決めて学館が先にセットポイントに到達する。
しかし、デュースの末に第1セットを落とし、あとがなくなった学館。 第2セット、立ち上がりはリードを奪うが、中盤で逆転を許し、鎮西にストレートで敗れた。 目標としてきた全国制覇は叶わなかったが、それでも石山総監督がつくりあげてきた学館伝統の粘り強いバレーは春高の舞台で確かな輝きを見せていた。