年齢差2倍 18歳メンシークが36歳マレーとの死闘制し8強「ウィンブルドンで優勝するのを見ていた」<男子テニス>
カタール・エクソンモービル・オープン
男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は21日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク116位のJ・メンシーク(チェコ)が同50位のA・マレー(イギリス)を7-6 (8-6),6-7 (3-7),7-6 (7-4)のフルセットで破り、ベスト8進出を果たした。 【西岡 良仁vsズベレフ 1ポイント速報】 初対戦となった18歳のメンシークと36歳のマレー。この試合は3セットともタイブレークで決着する激しいものとなる。第1セットでは1度ずつブレークを奪い合い突入したタイブレークをメンシークが勢いを持って制して先行。しかし第2セットではマレーからブレークチャンスを握ることができずに再びタイブレークに入ると、今度は元世界ランク1位にものにされセットカウント1-1に追いつかれる。 ファイナルセットでは一転して2度のブレークに成功したメンシークゲームカウント5-2と大きくリード。しかしここから挽回されるとこの日3度目のタイブレークにもつれ込んだ。追いついたマレーに対し、防戦に回ったメンシークだが、タイブレークではシーソーゲームを制し勝利。3時間23分の激闘の末に8強入りを決めた。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはメンシークのコメントが掲載されている。 「今は言葉が出ないよ。何て言ったらいいのか......。多くのファンが、今日はアンディ(マレー)に勝ってほしいと思っていたことは知っているから、明日の僕の試合も見に来てくれることを期待しているよ(笑)」 「とにかくうれしい。今日はタフな試合だった。アンディは信じられないような選手だ。僕が若かった頃、彼がウィンブルドンで優勝するのを見ていた。今でも世界のトップ選手と戦えるなんて信じられないよ」 年齢差2倍の対決を制したメンシークは準々決勝で第1シードのA・ルブレフと対戦する。ルブレフは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク126位のR・ガスケ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第2シードのK・ハチャノフや第3シードのU・アンベール(フランス)、第4シードのA・ブブリク(カザフスタン)、世界ランク68位のG・モンフィス(フランス)らは8強へ駒を進めている。