息子が社会人になるので「自動車教習所」に通わせます。本人は「自校に通わず一発合格を目指す」と言っていますが費用はどれくらい違うのですか?
普通自動車の免許を取得する際の方法に迷っている方もいるでしょう。教習所に通う方法もあれば、独学で一発試験合格を目指す方法もあります。 本記事では、教習所に通う際にかかる費用やメリット・デメリット、独学で勉強する際のポイント、テキストの一例などを紹介します。
自動車教習所で免許取得を目指す際にかかる費用
ここでは、3社ほど自動車教習所をピックアップして普通自動車のAT免許、MT免許それぞれにかかる費用を紹介します。
※参考サイトをもとに筆者が作成(2023年12月時点) AT車・MT車ともに30万円前後の費用がかかると分かりました。 ■免許取得のために教習所を利用するメリット 教習所に通って免許を取得する大きなメリットは、技能試験の対策ができることです。教官からアドバイスをもらいながら運転技術を高められるでしょう。 また、学科試験の対策も教習所に通うことでしっかり行えます。教習所によっては過去の試験問題を解けるWebサイトなどを用意しているため、試験直前でも復習や対策が可能でしょう。時間がかかってもいいから確実に免許を取得したいという方は、教習所に通っての免許取得がおすすめです。 ■免許取得のために教習所を利用するデメリット 免許取得のために教習所へ通うデメリットとしては費用がかかる点があります。先述したように、免許を持っていない方や原付き免許を持っている方が普通自動車の免許を取得しようとすると、30万円前後の教習費が発生します。 安い金額ではないため、教習所へ通いたい方は事前に資金を準備する必要があるでしょう。ただし、教習所によっては分割払いも可能なので、候補の教習所が決まったら事前の相談がおすすめです。
教習所に通わず一発合格を目指す際に発生する費用項目
自動車の免許を取得する際に、教習所には通わず独学で勉強し、試験を受けることも可能です。独学で一発合格を目指す際にかかる費用項目は以下のとおりです。 ・テキスト代 ・仮免許試験費用 ・仮免許交付費用 ・本免許試験費用 ・取得時講習費用 ・免許交付費用 ・技能試験対策費用(必要な場合のみ) 独学の場合、実際の運転を体験できない分を練習場へ通って補ったり、仮免許交付後に家族に車を借りたりして練習する必要があります。 ■独学のポイント 独学では、まず仮免許を取得するための実技試験と学科試験の対策を行い、仮免許交付後は高速教習や危機予測講習のために単発で教習所に通い、その後、免許センターで再び実技試験と学科試験を受けて合格すれば免許が取得できるようです。独学であっても一時的に教習所を利用する必要がある点に注意しましょう。 また、独学での免許取得は教習所に通うよりも難易度が高い傾向にあるようです。特に仮免許取得前では実技試験の練習が難しく、運転技術の習熟は困難といえるでしょう。一発合格は、一度免許を取得して取り消しになってしまった人や他の免許を持っていて運転スキルが身についている人に向いている試験方法のようです。 ■独学の際に活用できるテキストの一例 独学で勉強する際の学科試験対策になるテキストを3つほど紹介します。あくまで一例のため、自分に合ったテキストを見つけてください。