阪神、サヨナラ機を2イニング連続で逃し今季5度目の引き分け 佐藤輝の三塁打で先制も、中日・細川の一発で追いつかれる
◇26日 阪神1―1中日(甲子園)=延長12回 阪神は9、10回のサヨナラ機を2イニング連続で逃し、今季5度目の引き分けに終わった。 中盤までは阪神・大竹、中日・涌井の投げ合い。阪神は4回に2死無走者から5番・前川が右前打で出塁すると、続く佐藤輝が右翼フェンス直撃の適時三塁打を放ち、先制点を挙げた。 大竹は5回までゼロを並べたが、6回に細川に右翼ポール際に飛び込む9号ソロを被弾し、同点に追いつかれた。5勝目はならなかったものの、大竹は7回まで投げ、7安打1失点で救援陣につないだ。 9回は中日の4番手・松山から先頭の森下が死球で出塁し、1死から前川の右二塁打で二、三塁。佐藤輝は申告敬遠で満塁となったが、代打・渡辺は空振り三振、続く小幡は初球を中飛で絶好のサヨナラ機を逃した。 10回は2死から中野の右中間二塁打でチャンスを作った。代打・豊田が二塁内野安打でつなぎ、2死一、三塁。ここで主砲の大山がカウント2ボールから力のない三ゴロに倒れた。 12回の守備では6番手の漆原が先頭・福永を三塁へゴロを打たせたが、佐藤輝がファンブルして今季7つ目の失策。代打・ディカーソンは空振り三振としたが、昨季限りで阪神を戦力外となった山本が右前打、加藤が左前打で満塁とされたが、最後は好調のカリステをフルカウントから遊ゴロ併殺に仕留め、勝ち越しを許さなかった。
中日スポーツ