【高校ラグビー】天理・流経大柏がシード校を撃破!近畿勢では報徳学園・東海大大阪仰星・大阪桐蔭・光泉カトリックもベスト16進出...激戦必至の3回戦の組み合わせは?
光泉カトリック「目標は全国ベスト8。気を引き締めて次の試合に挑みたい」
ノーシードのチーム同士、光泉カトリック(滋賀)と川越東(埼玉)の対戦は、両チームが持ち味を発揮したスリリングな展開となります。光泉カトリックが、力強い突破からの連続攻撃で先制トライを奪うと、川越東もFW陣のパワフルな攻撃で逆襲、両チーム1トライを取り合って中盤に突入します。
一進一退の攻防から抜け出したのは、光泉カトリック。FWだけでなくBK陣が抜群のスピードを見せて得点に結びつけます。17分、FWが前にしっかりボールを運んだあと、BK陣の素早いパス回しから、WTB岡本龍弦選手がトライを奪うと、後半開始直後にも、CTB寺岡大翔選手が、足腰の強さ、ランニングスキルの高さをみせてトライ。この後、2本のトライを加えた光泉カトリック、粘る川越東をふりきり、31対19でベスト16進出を決めました。試合後「お正月を花園で迎えることができるのはうれしい。ただ僕たちの目標は全国ベスト8、気を引き締めて、次の試合に挑みたい」と語った光泉カトリックの川上将虎主将。強豪、桐蔭学園相手の次戦に向けて、闘志を燃やしていました。
京都成章「つないできた歴史をつぶしてしまった悔しさ」
1回戦で、富山第一(富山)に大勝も課題を残した京都成章。シード校の石見智翠館(島根)相手に立ち上がりから気合十分、勢いよく攻め込みます。開始2分、FWで敵陣ゴール前まで攻め込むと、最後はBK陣の鮮やかな連携から、FB堀江佳太選手がトライ。幸先よく5点を先制します。 一方の石見智翠館もあせらず反撃、京都成章の強みである、出足の鋭いディフェンスをうまくかわして、意図的に外側にポイントを作って、攻撃を仕掛けていきます。そして京都成章のペナルティーを誘発。5分、14分、22分と3つのトライを奪って、19対5と逆に 14点のリードを奪います。 それでも、ここ数年、ベスト8以上に進出して確かな実績を残してきた京都成章。前半終了間際に1トライを返すと、後半5分にも、BK陣がミスなくボールをつないで最後はWTB金内友希選手がトライ。難しいゴールをキャプテンの太田陸斗選手が決めて、19対19の同点に追いつきます。 どちらに勝利の女神が微笑むのか、手に汗握る状況の中で、チャンスをものにしたのは石見智翠館でした。後半10分、ジャッカルに成功したと判断して、対応が遅れた京都成章に対して集中力を切らさずボールを継続して、勝ち越しのトライを奪うと18分にも、一瞬のスキをついてSO原田崇良選手の好走からFL谷本一斗選手がトライ。この後の京都成章の反撃を1トライに抑えて。36対26で逃げ切りました。