アメリカ屈指のスター軍団インテル・マイアミはリーグ優勝できるのか。新シーズンの行方を米国人記者が予想!「懸念を言えば…」
昨季は15チーム中14位と低迷
インテル・マイアミは2月7日、国立競技場で開催されたプレシーズンマッチで、J1王者のヴィッセル神戸と対戦した。 【厳選ショット】メッシ、スアレスらが国立に登場!試合は途中出場GK新井章太の活躍で神戸が勝利!|親善試合 インテル・マイアミ0(3PK4)0神戸 インテル・マイアミは前半、ストライカーの大迫勇也を中心とした神戸の攻撃に手を焼き、押し込まれる時間が続いた。しかし60分にリオネル・メッシが途中出場を果たすと、流れは一変。ゲームの主導権を握り、メッシを起点に多くのチャンスを創出。それでもゴールネットは揺らせず、0-0のまま突入したPK戦の末に3-4で敗れた。 昨夏にメッシ、セルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバらを獲得したクラブは当時、リーグ戦では最下位に低迷。最終的には、15チーム中14位でシーズンを終えた。メッシは怪我などもあり、リーグ戦の出場は6試合にとどまった。 2月に開幕を迎える新シーズン、ルイス・スアレスも新たに加わり、今やアメリカ屈指のスター軍団となっているチームはリーグ優勝を果たせるのか。インテル・マイアミの取材のため、来日していたアメリカの大手スポーツメディア『The Athletic』のポール・テノリオ記者は、次のように見解を示している。 「昨季、メッシが加入した時点でチームはすでに上位に勝点で大きく差をつけられていた。そしてメッシはほとんどリーグ戦に出られなかった。今季はシーズンの初めから彼がスタートできるから楽しみだね。大きなアドバンテージになると思う。さらにブスケッツやアルバもいて、新たにスアレスも加わった。 懸念を言えば、チームはとても高齢化している。メッシは36歳でブスケッツは35歳、スアレスは37歳だ。彼らがどのくらいの試合数をプレーできるか分からないし、夏にはコパ・アメリカもある」 同記者は、「当然だが、メッシのコンディションが万全な状態であれば、インテル・マイアミは勝てると思うよ」と続ける。 「ブスケッツはとても優れた選手だが、試合を決めるような選手ではない。それは左サイドバックのアルバも同様だ。しかし、メッシやスアレスはゴールを決めてチームを勝利に導く役割を果たせる。彼ら2人が多くプレーすることがカギになりそうだね。シーズンは長いから、正直まだ何とも言えないが、今は彼らがチャンピオンになれると期待しているよ」 インテル・マイアミは21日の開幕戦でレアル・ソルトレイクと対戦する。 取材・文●中川 翼(サッカーダイジェストWeb編集部)