【独自】25年度の政府予算案113兆円規模で検討 3年連続110兆円超え
政府は2025年度予算案の一般会計の総額を113兆円規模とすることで検討に入ったことがテレビ東京の取材で分かりました。予算規模としては過去2番目の大きさで110兆円を超えるのは3年連続です。 複数の政府関係者によりますと、来年度・2025年度予算案は、防衛費の増額や高齢化による社会保障費の増加に加えて、金利上昇を背景に国債の利払い費などが増加することで、今年度の112兆5717億円を上回る113兆円規模とする方向で検討が進められているということです。一般会計の総額が110兆円を超えるのは3年連続で予算規模としては過去2番目の大きさになります。 予算案の中には、石破政権が看板政策に掲げる「防災庁」の設置に向けた検討と並行して、内閣府の防災担当の機能強化や災害時の避難所での生活環境を改善する事業なども盛り込まれる方向です。また、石破総理が力を入れる「地方創生」の交付金も今年度の当初予算ベースで倍増する方向です。 政府は来年度予算案について近く与党が取りまとめる来年度・2025年度の税制改正大綱を踏まえて与党とも詰めの調整を行い、年内の閣議決定を目指す方針です。