アルセン・グラミリアンvsヒルベルト・ラミレス:防衛王者に不利、トニー・ベリューが指摘 | ボクシング
3月31日、WBAクルーザー級世界王者アルセン・グラミリアンがヒルベルト・ラミレスと対戦する。トニー・ベリューは王者の不利と予想する。
日本時間3月31日(日)、米国・カリフォルニア州イングルウッドで世界タイトルマッチが実現する。 2022年以来のリング復帰となるWBA世界クルーザー級王者アルセン・グラミリアンが、ヒルベルト"スルド"ラミレスを挑戦者に迎え、防衛戦を行う。この試合の模様はDAZNから生中継される。 王者とは言えここ数年ほとんど試合をしていないグラミリアンだが、ラミレスはこの一戦に勝利し2階級制覇を狙っている。元WBC世界クルーザー級王者のトニー・ベリュー氏はこの試合の行方について見解を述べ、グラミリアンが長期間リングから離れていたことが防衛の大きな障害になり得ると語っている。 ベリュー氏はDAZNに対して次のように語った。「リングからの長期離脱はどんなファイターであっても最大の敵だ。グラミリアンの場合特に深刻だろう」 「スルドとの試合では、そのことで大きな痛手を被るかもしれない。全く活動していなかったことが影響し、試合に慣れ、再びリズムを取り戻すのに4、5、6ラウンドかかるだろう」 「キャンプの厳しさやスパーリングの激しさによっては、この試合で圧倒的に遅れを取るかもしれない。実力のあるファイターだけどね」 ラミレスとの今回の対戦はグラミリアンにとって2年ぶりの復帰戦であると同時に、ヨーロッパの外で戦う初めての機会でもある。
Matt Astbury