各競馬場で藤岡康太騎手へ黙とう 兄・佑介「気持ちの整理に時間はかかっても前を向こうという思いでいます」
１０日に逝去した藤岡康太騎手を悼み、１３日の阪神競馬場では１Ｒ発走前にウイナーズサークルで黙とうがささげられ、レースではジョッキーたちが喪章を着けての騎乗。突然の別れを惜しんだ。 １Ｒ騎乗後、取材に応じた兄の藤岡佑介騎手は「康太のことで心配していただいてありがとうございます。昨日、家族で見送ることができたので、気持ちの整理に時間はかかっても前を向こうという思いでいます。生前に康太とは同じレースに乗っている限り、お互いにこういうこともあり得るというような覚悟の話はしていたので、早くに受け入れることができているように思います。心配していただいているファンの方々にも今まで通りに競馬を楽しんでもらうのが康太の望むところだと思うので、これからも皆さんには変わらず競馬を応援していただければ」とファンへ向けて感謝の言葉を述べた。 この日の開催競馬場には献花台と記帳台が設置され、朝から足を運んだ多くのファンがその雄姿を偲ぶ姿が見られた。
東スポ競馬編集部
