インターハイ2024/要チェックな女子選手10人
阿部友愛(聖和学園3年、175cm)
7月にメキシコで行われたFIBA U17ワールドカップに日本代表として出場。身長で優位に立てればポストアップ、ドライブから得点を奪えることに加え、ピック&ロールでオフェンスの起点となり、チームメイトを活かすこともできるオールラウンダー。リバウンドを奪えばボールをプッシュし、速攻の機会も作り出せるのも強み。聖和学園でのポジションはパワーフォワードだが、ウイングからのプレーを得意としている。桜花学園の心愛は双子の姉。
竹内みや(桜花学園1年、161cm)
今年1月、相模女中のジュニア・ウインターカップ準優勝の原動力となったポイントガード。抜群のボールハンドリング力と視野の広さを活かしたアシスト、準決勝の折尾中戦では決勝点となるステップバックの3Pを含む34点を記録するなど、ここぞという場面で勝負強さを発揮できるシュート力がある。桜花学園に進学後も1年生から出場機会を得ており、インターハイで才能を存分に発揮しても不思議ではない。
庵原有紗(日本航空北海道2年、180cm)
インサイドのポストプレーからの得点だけでなく、非凡なボールハンドリングを活かしたドライブやアシストといったプレーもできるフォワード。ダブルチームでディフェンスされた時の対応もできるだけに、オープンのジャンプショットを高確率で決めれば大量得点も十分可能。アウトサイドに出てガードとディフェンスでマッチアップできるだけに、将来的にはオールラウンダーとして成長する可能性あり。日本代表としてFIBA U17ワールドカップに出場。
後藤音羽(浜松開誠館3年、178cm)
FIBA U17ワールドカップでは得点源(平均15.7点:大会7位)として日本を牽引し、イタリアとの5~8位決定戦では13点を記録した。父の正規さん、母の高美さんはいずれも現役時代に日本代表としてプレーした実績があり、バスケットボールセンスの高さは両親のDNAをしっかり受け継いだもの。アグレッシブなドライブからのフィニッシュが魅力だ。
清藤優衣(精華女3年、174cm)
サウスポーのシューター。2年生で出場した昨年のウインターカップでは、千葉経済大附属戦で5本の3Pを含む26点を記録。今年はFIBA U17ワールドカップの日本代表メンバーに選ばれ、決勝トーナメント1回戦のマリ戦では5本の3Pを決めて準々決勝進出に貢献した。チームでは絶対的なエースであり、肝心な局面でスコアラーとしての勝負強さを発揮することと、リバウンドで牽引することが期待されている。
文:青木崇
青木 崇
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