ハクサイは去年の2倍!野菜の価格高騰はいつまで続く?市場関係者は「価格を上げなければ産地が存続できない…」 香川
KSB瀬戸内海放送
さまざまな食品の値上げが続く中、3月下旬ごろから野菜の価格が高騰しています。なぜなのか? そして、いつまで続くのでしょうか。 【写真】「高松青果」のデータ
(松木梨菜リポート) 「スーパーの野菜売り場です。販売価格を見てみるとブロッコリーは322円と、例年の2倍ほどの価格で販売されています」 高松市の「ゆめタウン高松」では10日、4分の1カットのハクサイが171円で、例年に比べて1.5倍、キャベツも同じく例年の1.5倍の1玉322円で販売されていました。 高松市中央卸売市場の卸売業者の一つ、「高松青果」の4月1日から8日までの平均の卸売価格と、2023年の同じ時期を比べたデータです。 3月下旬からさまざまな種類の野菜の価格が前年を上回っていて、ハクサイは約2.1倍になっています。 なぜ今こんなにも価格が高騰しているのか。 (ゆめタウン高松/廣瀬伸作 支配人) 「3月の天候不順のところで、生育が遅れている野菜が今高騰していると聞いています」 大きな理由は3月に気温が低かったため生育が遅れ、出荷量が減っていることです。また、産地での生産コストや輸送コストなどさまざまな経費がアップしている影響もあるようです。 高松青果の担当者は、「野菜の販売価格を上げなければ産地が存続できない状況にある」と話します。 (買い物客は―) 「高いですね。ブロッコリーとか高いなと思って。ほしいんですけど最近やめてます。給料が上がってほしいです」 「新鮮なものを買おうと思っても、うんと上がってくるから手が出にくくなって」 この高値はいつまで続くのでしょうか。 (ゆめタウン高松/廣瀬伸作 支配人) 「上がっているお野菜も、4月末ぐらいには正常の単価に戻ってくると思っています。生産量が安定してくると見込んでいます」
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