もう餃子の“皮”もみじん切りも不要!? 料理のプロが提案する「新しい餃子」
「餃子の皮も野菜のみじん切りも不要な“シン・ギョーザ”」
毎日の料理の手間や負担が減らせる調理器具があれば、ごはん作りはラクになる、そしてよりおいしくなる! お掃除を自動掃除機に頼るなら、料理も便利な道具を活用しませんか? 【土鍋で作る炊き込みご飯】失敗しないプロのコツ アイデア溢れる料理家としても人気の高い稲田俊輔さんが、おすすめの製品を使った夕ごはんに役立つオリジナルレシピを提案します。忙しい家庭にとって一番惜しいのは「時間」。優秀な調理器具や調理家電で貴重な時間を手に入れる=【お金で解決しよう!】という連載です。
稲田俊輔さんが愛する「マジックブレット」のフードプロセッサー機能。めんどうなみじん切りが瞬時にできて、しかも均一に刻まれるという優秀な機能性と、コンパクトでキッチンでも場所を取らない使い勝手のよさに、心ひかれた人も多いのではないでしょうか。 「買おうかどうか迷ってしまう……」そんな逡巡している人の背中を押す、みじん切りの王道レシピを、今回もまた稲田さんに紹介していただきました。 家庭料理におけるみじん切りの王道レシピのひとつ、それは「餃子」。老若男女が好きな料理ではあるけれど、子どもや家族、友人を巻き込んで「みんなで一緒に作りましょう!」というイベント感がなければ、大量の野菜をすべてみじん切りにして、ひとつひとつ皮で肉だねを包む料理工程はなかなか億劫でハードルが高く、つい市販の冷凍餃子などに手を伸ばしてしまうのではないでしょうか。 「餃子こそ、このフードプロセッサーの力の見せどころです。野菜は一瞬にして均等で見事なみじん切りになって、混ぜるとひき肉ともよくなじみます。もちろんそのまま普通に皮に包んで焼いてもいいのですが、今回はあえて餃子の皮は使わず、水溶き小麦粉をクレープのようにフライパンに流したところに肉だねを敷きつめ、上からも生地をかけて両面を焼くことにしました。一見餃子には見えませんが、食べたらまさに餃子です」(稲田さん) 手のかかる調理工程のハードルを楽々とクリアし、餃子が食べたいときにすぐできるありがたいレシピです。 「焼きあがったら、チヂミみたいに切り分けて食べます。コツは敷きつめた肉だねの縁に、油を注ぎ入れて焼くこと。こうすることで端がカリッと焼けて、包んだ餃子にも近い香ばしさが味わえます。そしてせっかくのこの形をいかして、ちょっとヤンチャにチーズをのせて蒸し焼きに。とろりと溶けたチーズのおいしさ、そしてこの餃子によく合う、コチュジャンだれも楽しんでください。 今回の肉だねは、キャベツと玉ねぎが主体の“浜松餃子スタイル”ですが、もちろんお好みで一緒にみじん切りにして入れてもいいと思います」(稲田さん)