川魚の生息しやすい環境に 富山の神通川水系で県立大生ら石積み作業
サクラマスをはじめとする川魚が、より生息しやすい環境をつくろうと、県立大の学生やNPO法人神通川を楽しむ会のメンバーらは29日、富山市婦中町成子の神通川水系の西派川(にしはせん)で、水の流れに変化をつける石積み作業を行った。 33人が参加。救命胴衣を身に着けて川に入り、浅く流れが一定になっている箇所に石を積み上げる「石組み工」を設置。角度をつけて石を配置し水の流れに緩急をもたらすことで、魚が休める環境をつくった。最後にサクラマスの幼魚約3千匹を放流した。 国土交通省富山河川国道事務所が取り組む神通川の自然再生事業の一環で、毎年実施している。