カープ床田 中村奨から空振り奪ったチェンジアップに手応え 再現性高めれば「ツーシームも生きてくる」
「広島春季キャンプ」(20日、沖縄) 新たなスタイル確立へ“つかみ”は上々だ。広島の床田寛樹投手(28)がシート打撃に初登板。精度向上を目指すチェンジアップに手応えを得て「アレがもうちょっと増えればいいかなと思う」と再現性アップを誓った。 【写真】栗林 宝刀フォークに場内大拍手 フォーム改造奏功 場面は中村奨を迎えた対戦。1ボールから真ん中付近にチェンジアップを投げると、空振りを誘った。「ああいう空振りをしてくれたら、と思って投げた」とイメージ通りのストライクに笑顔。中村奨が「浮いた高め真っすぐかと思って振りに行ったけど、(球が)来なかった。真っすぐには見えた」と振り返ったように、効果があった。 直球とツーシームを軸に昨季は11勝を積み上げた。今季は得意のツーシームへの依存度を抑え、異なる変化球で投球を組み立てることをテーマにしている。 その鍵になりそうなのがチェンジアップ。「真っすぐが走っていれば、ある程度は高めでも大丈夫なのかなと。他の球種でカウントを取りながら勝負球にできればツーシームも生きてくると思う」と活用法をイメージ。これまでと違った一面も見せつつ、着々と仕上げていく。