【韓国ドラマの名作】今が旬のトップスターたちが総出演の豪華ドラマ
日本における韓流ブームの立役者で韓流エンタメのスペシャリストである田代親世さんが、韓国ドラマの魅力をさまざまな角度からご紹介!今回は、豪華俳優陣の共演が魅力的な、目をも楽しませてくれるドラマ作品を厳選。 【韓国ドラマの名作】豪華スターの共演が魅力なドラマ勢ぞろい
今が旬のトップスターたちが総出演! 『もうすぐ死にます』
韓国では、今見れば豪華なキャストだったよねというドラマは結構ありますが、『もうすぐ死にます』は、まさに今が旬の俳優たちが豪華出演しているのがすごいのです。 ソ・イングク演じる主人公が、やることなすことうまくいかず、人生を悲観して自死してしまうのですが、死神の怒りを買って、簡単には死ねない罰を受けてしまいます。12回死ななければならず、そのために12人の人生を生きることを課せられるのです。 毎回違う人生なので、生まれ変わるたびに俳優さんが変わるわけで、それらを演じているのがSUPER JUNIORのチェ・シウォン、『完璧な結婚のお手本』『じれったいロマンス』のソンフン、『還魂』のイ・ジェウク、『ザ・グローリー』のイ・ドヒョン、『還魂』『ムービング』のコ・ユンジョン、『模範刑事』のチャン・スンジョ、『彼女の私生活』『クレイジーラブ』のキム・ジェウク、『サイコだけど大丈夫』『ストーブリーグ』などのオ・ジョンセという豪華な面々です。 そして、その全員にかかわってくる悪縁の男が『その恋、断固お断りします』『悪の花』のキム・ジフンと、これまた豪華。え、これっぽっちの出演なの?という人もいれば、がっつりまるっと一話分出演する人もいて、死が題材になっているドラマではありますが、多くのスターがこんな出方をするんだ~と、見る楽しみが膨らみます。
内容は、そもそもの主人公であるソ・イングク演じる人物の魂が、生き変わるごとにほかの体に入るのですが、どの人生の記憶も覚えているので、その記憶を次の人生で生かしていきます。最初はつながりがなさそうだった人物たちには実は関係があって、それぞれのパートで散りばめられていた伏線が最後にはきれいに結びついていくのがお見事。 終盤では、なんと、その人物に生まれ変わるのか!という驚きもあり、そこで生きることへのメッセージが滾々と胸にしみいり、自死は決してしてはならないという強い思いに至るのです。入り口と出口では随分と鑑賞イメージが変わる作品です。 ■Prime Videoで独占配信中 TEXT BY CHIKAYO TASHIRO 田代親世 韓流ナビゲーター 韓流解説、韓流イベント司会の第一人者。公式サイト「田代親世の韓国エンタメナビゲート」やYoutube「ちかちゃんねる☆韓流本舗」「韓ドラ・マスター親世と尚子の感想語り」などで韓流情報を発信しているほか、会員制のコミュニティ【韓流ライフナビ】を主宰。ツアーやイベントを企画・開催している。