県立高入試ネット出願に 記入ミス防止、効率化で25年度
富山県教委は、2025年度県立高入学者選抜で、インターネット出願システムを本格導入する。願書の記載ミスや記入漏れの防止、教員の業務効率化につなげる。 18日の県教育委員会議で報告した。生徒や保護者は氏名や志望校といった出願に必要な情報をシステムに入力し、入学考査手数料2200円をコンビニなどで納付する。 各中学の校長は、システム上で入力情報に間違いがなく、手数料が納付されていることを確認した後、志願先高校の校長に情報を送信し、生徒の調査書を書面で提出する。志願先の校長はシステムを通じて受験票を交付し、生徒は印刷して入試に臨む流れとなる。前年度は定時制の一部の課程で試験導入した。 これまでは生徒が紙の願書を提出し、担当教員が内容を確認して高校に送付していた。ネット出願の場合、記入漏れがあるとデータ送信ができない仕組みとなっているほか、ミスが見つかっても初めから書き直す必要がなく修正が容易となる。手書きによる書き間違いを防げる利点もある。