【解説】通行止めの国道249号 輪島市の一部区間 5日から通行可能で住民は…
テレビ金沢NEWS
市川 栞 キャスター: 能登半島地震から11か月。これまで通行止めが続いていた輪島市内の国道249号一部区間で仮設道路が開通し、5日から通行が可能となります。取材した越崎さんです。
越崎 成人 キャスター: はい。つい先ほど帰ってきました。遠かったですね。ただこれがちょっと近くなるということで… まずは国道249号なんですが、黄色い線、ここが国道249号です。現状、✕印の4か所が通ることができない箇所なんですが、ここに関しては迂回路ができています。
越崎: 今回、仮の道路が完成して、5日から通ることが出来るのが大川浜工区ということになります。市街地へと向かう2.8キロです。
「この左側が旧国道249号、いわゆる本線にあたるのですが、大規模な崩落で通行できなくなりました。その右側の隆起した部分を使って仮設道路を整備したということになります」
5日開通ということで、4日は住民説明会もありまして、地元住民の皆さんと現地に行ってきました。
「ここがきれいなんです。浜と集落と向こうの山ね。この風景がきれいでしょ?それを生かさない手はないんです」 「Q.生活道路だけじゃなくてゆくゆくは観光も?」 「生業としていろんな事がここで出来るんじゃないか」 市川: 確かにこの景色って本当にきれいですからね。
越崎: そうなんですよね。5日は「あえのこと」もありますが、能登の里山里海は世界農業遺産にも選ばれていますし、この景色を多くの人に見てもらうためにも、この道路、国道249号は非常に重要なんだと住民の方は話していました。 市川: 今後を見据えても、長い目で見ても本当に大切な道路っていうことになりますよね。
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越崎: ただ、課題もありまして、今回、海側に作ったんですが、ちょっと狭いということで、1車線しかなくて道幅は5メートル。ですから大きな車だったらすれ違うのは難しいかなというような道の狭さになっています。そしてまだ途中、ガードレールが出来ていないという箇所がありまして、そういった場所は仮の信号が付けられるということになるんですが、その待ち時間が4分半。 市川: ちょっと長いですね…