【バイタルエリアの仕事人】vol.38 川島永嗣|「今のサッカーはすごく整理されている」J復帰で感じた明確な変化。海外で驚いたのは?
「味方の攻撃時は『シュート打て!』とか(笑)」
ゴールにぐっと近付くバイタルエリア――。攻め込んできた相手にそのエリアに入られた際、それとは逆に、味方が侵入に成功した際、川島はいったいどんな心持ちでいるのか。 攻守で共通するのは、事前準備の大切さだ。 ――◆――◆―― 守備時は、バイタルエリアに入る前にどういう風に感じていられるかだと思います。キーパーの場合は、入られたらもうボールに集中するしかないです。入ってくる前にどうその状況を予測できるか。 バイタルエリアに入った時はシュートもありますし、あまり味方との連係を言っている余裕はないタイミングなので。だからどっちかというと、入る前にどう味方に指示しておけるかの方が大きいですね。 味方の攻撃時は、打てれば「シュート打て!」とか、思いますけど(笑)。どっちかというと、攻撃している時は守備のことを考えていますね。自分たちがボールを奪われた後にどういう展開になるかを考えている方が多いですね。 ※後編に続く。次回は3月27日に公開予定です。 取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)