ベセスダのトッド・ハワードは「Fallout 5」について「急ぐ必要はない」と考えている
ベセスダのトッド・ハワードは「Fallout 5」について「急ぐ必要はない」と考えている
ベセスダ・ソフトワークスのトッド・ハワードが「Fallout 5」について、「急ぐ必要はない」と自身の考えを述べた。ハワードはYouTubeチャンネル・MrMattyPlaysの動画でおこなわれたインタビューにて、この考えを明らかにしている。 IGN USもこの発言を引用し、記事にしている。ハワードによると、ベセスダはフランチャイズの方向性をどのようにしていくのかを考えるのに時間を使っているという。 ハワードは『Fallout 76』以外の今後のシリーズについて、「もちろん、今は話せない」と前置きした。そのうえで「急いでやるか、『Fallout 76』でやっていることとは違うものを出す必要がある」と例を挙げているようで、それに対して「急ぐ必要はないと思っている」と自身の考えを述べている。 ハワードは「新しいメインラインのシングルプレイゲームがほしい気持ちは理解できる」としているが、実際にそれが出るまでには時間がかかるようだ。ハワードは 「The Elder Scrolls」、「Fallout」、『Starfield』とベセスダのフランチャイズの名前を挙げ、「私たちと同じように、これらのフランチャイズを愛しているすべての人にとって意味のある瞬間にしたい」などとしている。ベセスダ自体がフランチャイズを愛していて、丁寧に作り込んでいく方針がありそうだ。 ハワードが「Fallout 5」を急ぐ必要がないと考える理由としては、ドラマ版『フォールアウト』がフランチャイズおよびストーリーテリングという観点から、一定の需要を満たしていると考えているからだそうだ。ドラマ版『フォールアウト』の大成功を理由にしているのだろう。 IGN USはドラマ版『フォールアウト』のタイミングでハワードにインタビューしており、ベセスダは現在『The Elder Scrolls VI』にフォーカスしていて、『Starfield』のアップデートにも引き続きコミットしていることを認めたという。とはいえ、これは「ほかのことを計画していないという意味ではない」そうだ。 ハワードは先述したYouTubeチャンネルのインタビューにて、『Starfield』の有料Modについて否定的な反応があったことについて触れた。また、『Starfield』はYear 2としてストーリーDLCの第2弾が計画されていることも明らかにしている。
重田雄一