J2清水 FW北川航也が4戦ぶりゴール狙う…13日・アウェーいわき戦
J2清水エスパルスは11日、次節・いわき戦(13日、ハワスタ)に向け三保で一部非公開調整した。右太もも裏を痛め、前節の甲府戦で3試合ぶりに戦列復帰したFW北川航也(27)が4試合ぶりのゴールで完全復活を証明する。 頼もしい主将が再び“エンジン”を吹かせる。甲府戦は後半16分から途中出場。「相手も見えていたし悪くなかった」と好感触を持って終えた。患部に問題はなし。秋葉忠宏監督(48)は「慎重に判断する」としたが、いわき戦で4試合ぶりに先発する可能性もある。「どんな使われ方であれ、ピッチに立つ以上責任が伴う。得点にからむプレーをしていきたい」と表情を引き締めた。 今カードは昨季、本拠でクラブ最多得点を更新する9―1、敵地でも7―1と2試合連続の“爆勝”を飾った。自身は得点こそなかったものの計3アシストをマークし、「いいイメージはある」とうなずく。ただ相手は昨季と大きくメンバーが変化しており、順位こそ10位だが得失点差(プラス9)はリーグトップ。「アグレッシブなチーム。去年みたいにはいかない」と慢心は排除して臨む。 チームは前節、J2では初めて首位に浮上した。「負けていい試合はないし、引き分けでいい試合もない。首位に立った以上、明け渡すことはできない」。エースの一撃で2位以下を引き離しにかかる。(武藤 瑞基) 〇…DF高橋祐治がこの日、31歳の誕生日を迎えた。抱負を問われると「32歳を迎える時にJ1の選手でいたい」ときっぱり。直近2試合は先発に入り、計1失点と安定したプレーを見せている。いわきはここまでリーグ2位の16得点を記録。「前に前にチャレンジしてくる。相手以上にハードワークしないと」と自分に言い聞かせるように話した。
報知新聞社