四大大会3勝 17歳の小田凱人が書籍発売「誰もやっていないからこそやる」<車いすテニス>
小田凱人
プロ車いすテニスプレイヤー・小田凱人が初の書籍を6月21日に2冊同時発売することが24日発表された。 小田は2023年、車いすテニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でグランドスラム史上最年少優勝(17歳1ヵ月2日)&最年少世界ランキング1位(17歳1ヵ月4日)を達成し、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)も最年少で制覇。 日本パラスポーツ界で最も顕著な活躍をした選手・団体を表彰する「日本パラスポーツ大賞」も受賞した。2024年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では全試合ストレート勝ちで優勝。8月に行われる2024年パリパラリンピックでの金メダルに期待がかかる。 今回発売されるのは、難病をものともせず世界一の座に登り詰めた軌跡を自ら語るぴあ株式会社発行の『凱旋 9歳で癌になった僕が17歳で世界一になるまでの話』と、環境のせいにせず自らの手で「夢を叶える」最強のメソッドを紹介する株式会社KADOKAWA発行の『I am a Dreamer 最速で夢を叶える逆境思考』の2冊となっている。 発表に際し小田はコメントを発表した。 「僕は昔から誰もやったことのないことに興味がありました。それは車いすテニスのプレースタイルはもちろん、スポーツを始める前から、誰もやっていないからこそやる…そんなことに価値観を覚えるようになりました」 「今回、僕の本を2冊同時に出版することができ、これもまた一つ僕にとって誰もやったことのないこととして刻まれました。今回の2冊の本の内容は赤と青くらい違う内容です。ぜひ多くの方に手に取っていただき、皆さんそれぞれが赤と青を混ぜ自分色に染めて楽しみ、いつか読んだことを懐かしんで頂けるような本になることを願っています。パリパラリンピックが終わった後はDreamerとして凱旋するので、ぜひこの本とともにパリパラリンピックもお楽しみください」
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