『ゆりあ先生の赤い糸』第6話に宮藤官九郎がゲスト出演 菅野美穂と11年ぶりに共演
菅野美穂主演ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系)第6話に宮藤官九郎がゲスト出演することが決定した。 【写真】菅野美穂&宮藤官九郎 共演シーン 本作は、2023年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」に輝いた入江喜和の同名コミックが原作のヒューマンドラマ。『僕の生きる道』シリーズ(カンテレ・フジテレビ系)や『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)、向田邦子賞を受賞した『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』(テレビ朝日系)などの橋部敦子が脚本を手がける。 主演の菅野は、突然目の前に現れた夫の彼氏、彼女、隠し子と奇妙な同居生活を開始する主婦・伊沢ゆりあを演じる。共演には、鈴鹿央士、木戸大聖、田中哲司、松岡茉優、白山乃愛らが名を連ねた。 夫・伊沢吾良(田中哲司)が昏睡状態から目覚める中、主人公・ゆりあ(菅野美穂)はワンオペで息子を育てる若き便利屋・伴優弥(木戸大聖)との禁断の恋にのめり込んでいく。11月23日放送の第6話では、優弥の父・伴博役で宮藤が登場。ゆりあと博は初めて顔を合わせることになる。 息子役を演じる木戸について、「俺の息子にしてはイケメン過ぎる、絶対に俺の遺伝子は入ってない」と戸惑ったという宮藤。しかし実際に木戸と会うと、その人柄に惚れ込んだことを明かし、「本当に申し分ない、非の打ち所がない好青年でした。お芝居もナチュラルで柔軟で、とてもやりやすかったです」と称賛。また、「風貌で選ばれたんだろうなと思いましたので、その風貌を生かして“空気読めない、何考えてるか分からない、怪しい、けど馬鹿ではない、息子や孫を思う気持ちだけは本心”という軸はブレずに、自由に演れたかなと思います」と手応えを語った。 単発ドラマ『Wの悲劇』(TBS系)で恋人役、2012年公開の映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』では夫婦役を演じた菅野と宮藤は、2017年には宮藤が脚本を手がけた『監獄のお姫さま』(TBS系)に菅野が出演し、再びタッグを組んだが、俳優として共演するのは11年ぶりとなる。 久々の共演に、菅野も「前作から11年ぶりだなんて……! そんなにもお互いに年を取ったんだなって、しみじみしちゃいますね(笑)。今、1月期の脚本を書いておられるそうで、お忙しい中こちらにも来てくださって、本当にうれしいです」とコメント。撮影でも「抜け感があって飄々としながらも、父親としての思いもしっかりと投げかけてくださって……。宮藤さんは脚本だけでなく、演技も天才だなって改めて思いました!」と語った。 一方、宮藤も「オンエアを見て、ゆりあ先生の仏頂面がすごく男前で素敵だなぁと思っていたので、間近で見られてうれしかったです」とコメント。そんな宮藤は、菅野が表現する“おばさん”の真骨頂を尋ねられると、「いちばんは笑い方、それもカメラが回ってない時の(笑)。笑い声なのに、隣の部屋から聞こえて来ると、ちょっとホラーな感じ」と答えた。さらに「おばさんだけど思い切りが良く、悲壮感がないので、ガシガシ歩く所作とか、仏頂面とか、啖呵を切る場面とか、ドキドキした表情とか、いろんな側面が見られて楽しいです。『もっとやれ!』と思いながら見ています」と絶賛した。 ■宮藤官九郎 コメント 脚本を読んだ感想 現代的な家庭劇だなぁと思いました。夫の不貞の相手が美少年というのも良いし、そこへ子連れの女が加わり、みんなで夫の介護をするという設定が見事ですし、ゆりあ先生のセリフがただの正論じゃないところも素敵だと思いました。 伴博役の印象、演じるうえで心掛けたこと 風貌で選ばれたんだろうなと思いましたので、その風貌を生かして“空気読めない、何考えてるか分からない、怪しい、けど馬鹿ではない、息子や孫を思う気持ちだけは本心”という軸はブレずに、自由に演れたかなと思います。 現場の雰囲気 とても良かったです。菅野さんが楽しく明るいムードを作ってくださっているので、もうそれに身を任せてればいいんだなと思いました。 息子・伴優弥役を演じる木戸大聖の印象 俺の息子にしてはイケメン過ぎる、絶対に俺の遺伝子は入ってない。それ以外は本当に申し分ない、非の打ち所がない好青年でした。この業界には好青年風の若者はたくさんいるけど、彼は本物の好青年だと思います。お芝居もナチュラルで柔軟で、とてもやりやすかったです。 菅野美穂の印象 オンエアを見て、ゆりあ先生の仏頂面がすごく男前で素敵だなぁと思っていたので、間近で見られてうれしかったです。お芝居の間を合わせてくださって、おかげさまですごくやりやすかったです。 菅野さんが表現する“おばさん”の真骨頂とは いちばんは笑い方、それもカメラが回ってない時の(笑)。笑い声なのに、隣の部屋から聞こえて来ると、ちょっとホラーな感じ。おばさんだけど思い切りが良く、悲壮感がないので、ガシガシ歩く所作とか、仏頂面とか、啖呵を切る場面とか、ドキドキした表情とか、いろんな側面が見られて楽しいです。「もっとやれ!」と思いながら見ています。 視聴者へのメッセージ 達者な皆さんが揃っていて、どの場面も面白く、見応えがあるので、僕の場面は“ながら見”できるようにサラっと演じました。久しぶりの俳優業なので、大目に見て下さい。
リアルサウンド編集部