<ライブレポート>BUDDiiS、初のさいたまスーパーアリーナ公演で見せた大きな未来
BUDDiiSが、2024年12月29日、自身初となるさいたまスーパーアリーナ公演【BUDDiiS vol.09 - MiiRAI -】を開催した。 その他の画像 2025年の結成5周年を目の前に、史上最大キャパとなるさいたまスーパーアリーナでワンマンライブを開催したBUDDiiS。夢の舞台で煌びやかに、楽しそうに、そしてさらに上を目指す姿を見ることができた一夜限りの公演をレポートする。 メンバーをイメージしたカラフルなライトと大きな歓声に包まれたステージに10人が登場すると、今回の公演テーマソング「LIGHTS」がスタート。たくさんの光を浴び、プレッシャーを感じながらも夢を抱き前に進み、“幸せだよ”と歌い放つこの曲はまさに彼らの心境をそのまま曲にしたもの。もちろん、バディもその気持ちに自分たちの気持ちを重ねながら応援しているのだから、盛り上がらないわけがない。 始まる高揚感と楽曲の持つパワーがさらに大きな輝きを放ったあと、大事な記念日を祝う「JUBiiLEE」に繋ぎ、FUMINORIが「最高に幸せな日にしていきましょう!」と煽り、“みんな違ってみんないいよね”と力強いメッセージを届けていく最高にポジティブな「Brightness」をセンターステージに駆け寄りながら歌い、心地よいメロディに身体が揺れる「ALIEN BOY」を歌うとカラフルなペンライトが気持ちよく揺れていく。メンバー全員が自由に動きながら、さらに一緒に笑顔で踊った時の多幸感は素晴らしく、彼らが全身で楽しんでいることが伝わってくる。 それぞれの個性が炸裂する自己紹介では、メンバーが大きな会場にはしゃぎながら、普段は控えめなHARUKIがテンション高めにコール&レスポンスをするとメンバーもツッコみつつとても楽しそう! YUMAはほかのメンバーがふざけるなか、クールに「久しぶりにみんなに会えてめちゃめちゃ嬉しいです! みんなも会いたかったですか? 俺も会いたかったよ!」とストレートに愛を伝え会場がおおいに沸くと、みんなから「ずるい!」とツッコまれるシーンも。 FUMINORIが「超絶かわいい曲になっている」と紹介した、SHOOTが作詞を手掛けた新曲のラブソング「LOVE ME」、SEIYAのウインクで会場が揺れた「Magic」、ダンスメンバーがアウトロから見せる圧倒的なダンスで世界観を見せ、「her+art」が始まると、SHOOT、MORRIE、KEVINの歌声に合わせ、SHOWがしなやかでエモーショナルなコンテンポラリーダンスを見せ、力強く、美しく踊りながら曲の想いを届けていく。 ドラマティックな展開のなか、ほかのメンバーも合流した「SUNSHINE」では、バディのペンライトがまさに光となり揺れ動き、MORRIEの願うような、訴えかけるような声が響き、会場を包んだ。そして、KEVINが作詞をした新曲「Iris」を初披露。ここまでドラマティックでエモーショナルなバラードは彼らにとって初。挑戦的な曲だからこそより表現力が試されるはずだが、しっかりと届いていることが客席のバディの表情から伝わってくる。 バックステージで披露された「Instinctive Love」ではカメラに向かい、全員が揃った力強いダンスを見せ、「MiiRAI-Special Medley-」と銘打ったメドレーでは「Koi to me」で一気に盛り上げたかと思うと「Mr. Freak Out」では炎が噴射され煽りに煽り、ハードかつ爆発力のあるダンスブレイクで追い込むとFUMINORIは「BUDDiiSこんなもんじゃないから!」とさらに煽り「BEAST2」ではSHOOTが「そんなんでいけんのかよ!」と叫び炎を背に一列になってダンス! 一転、「Beautiful」でゆったりと会場を揺らすと、真冬の会場を夏に変えた「Glow Gold」でわちゃわちゃと楽しそうにパフォーマンス。この引き出しの多さは彼らの大きな武器。どんな楽曲もしっかりと彼らの色に染め、その中から楽しさを提供してくれる彼らは大きな可能性に満ちている。 それぞれが「上の方まで見えてるよ!」と声をかけ、なかでもTAKUYAのテンションが高く「めちゃめちゃ熱いっすね!」と演出のダイナミックさを喜び、メンバーをシャッフルした「HONEY」では、FUMINORI役をSEIYA、KEVIN役をTAKUYA、MORRIE役をYUMA、SEIYA役をSHOW、YUMA役をSHOOT、SHOW役をHARUKI、TAKUYA役をFUMIYA、HARUKI役をKEVIN、FUMIYA役をFUMINORI、SHOOT役をMORRIEが担当。いつもとは違うパフォーマンスで魅了。まずはFUMINORIがものすごく煽りスタートしTAKUYAとYUMA、HARUKIのダンスメンバーがラップや歌で聞かせ、SHOWの高速ラップなど見どころは満載。 圧倒されていると大きなリボンが登場し、超ときめき宣伝部の「最上級にかわいいの!」をとにかくかわいくパフォーマンス! 以前「すきっ!~超ver~」をカバーしていたときよりもさらにかわいくなって会場は大盛り上がり! 実はこのカバーパフォーマンスが相当緊張していたらしく、ライブ前にTAKUYAがYUMAに「俺ら大丈夫かな?」って言ったらYUMAが「大丈夫! だって俺らイケメンだよ!」と帰ってきたことを報告するとメンバーから総ツッコみが(笑)。 後半はトロッコに乗り「WE HIGH」「R4U~winter ver.~」を噴射器を持ちながらぐるりとまわり、バディと笑顔を交換しながらバックステージに到着すると「YO HO」で拳をあげ会場はさらにひとつに。「To The Top」ではFUMIYAとSEIYAが顔を寄せてラップしながらステージに揃い、メンバー全員の名前が組み込まれたバディとより一つに慣れる「OZ」ではより想いが客席に伝わっていったようだ。そのまま「Utopia」では全員がぎゅっと集まり、FUMINORIが「これからも僕たちについてきてください! みんなが僕らを好きって気持ち、誰にもとられたくないので」と言い放ち、「CLICK ME」をパフォーマンスし、本編は終了した。 アンコールではみんなに愛を届けながら「BUD」や「The One」を披露し、最後のコメントでは全員がバディに感謝を伝え、MORRIEは「俺らにはもっといい未来が待っていると思うので。ドーム行くぞ~!」と決意表明。SHOWもライブがなくてつらかった時期にFUMIYAの家に入り浸っていたことを話し、「いま、みんなに会えて足りなかったものを補えた気持ちで心が満たされています!」と嬉しそうにバディを見上げた。ラストにFUMINORIは「出会ってくれてありがとう」と最高の笑顔を見せ、9月には横浜アリーナ公演と、春のツアー、さらには初の海外である台湾公演があることを発表。多幸感に包まれたまま、「Brighter」を披露し、幕を閉じた。 2024年にギアが入ってから、どんどん大きくなっていくBUDDiiS。より成長し、飛躍することを約束する、勢いを感じるライブに、彼らもバディも、さらなる大きな未来を感じたはずだ。 ◎公演情報 【BUDDiiS vol.09 - MiiRAI -】 2024年12月29日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ <セットリスト> 01. LIGHTS 02. JUBiiLEE 03. Brightness 04. ALIEN BOY 05. LOVE ME 06. Magic 07. her+art 08. SUNSHINE 09. Iris 10. Instinctive Love 11. - MiiRAI - Special Medley koi to me / Mr. Freak Out / BEAST2 / Beautiful / Glow Gold 12. HONEY 13. 最上級にかわいいの!(超ときめき宣伝部カバー) 14. WE HIGH 15. R4U ~winter ver.~ 16. YO HO 17. LOUD 18. To The Top 19. OZ 20. Utopia 21. CLICK ME ≪アンコール≫ 22. BUD 23. The One 24. Brighter