南海トラフ沿いに「ひび割れ」 海底地すべりの痕? 到達が早く 発生場所が予測できていない津波
実際、JAMSTECが渥美半島沖や駿河湾沖の海底を目視で調査した結果、海底地すべりの痕跡が見つかりました。 (JAMSTEC 今井さん) 「南海トラフ地震はプレート境界で発生するが、海底地すべりは大陸棚の斜面上でも起こるので、すぐに津波が到達してしまう」 政府の中央防災会議がまとめた被害想定では、南海トラフ巨大地震が起きると、1メートルの津波の到達時間は三重県南部で最短4分後、愛知県豊橋市に12分後となっています。 しかし、海底地すべりによる津波は到達がより早く、何よりどこで発生するかの予測が全くできていません。 最近でも海底地すべりが原因の巨大津波は発生。2018年9月にインドネシアのス ラウェシ島で起きた地震では、最大遡上高が約10メートルに上る津波が確認されています。 広い範囲が震源域になっている南海トラフ巨大地震。海のどこで起きるか分からない海底地すべりによる津波にも、警戒する必要があるのです。
CBCテレビ
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