青森県内の5美術施設連携 アートフェス「つらなりのはらっぱ」、入場計10万人に
青森県内五つの公立美術施設が連携してアートの魅力を発信しようと、4月13日から開催している「AOMORI GOKANアートフェス2024-つらなりのはらっぱ-」の入場者が19日、計10万人を突破した。「蜷川実花展 with EiM:儚(はかな)くも煌(きら)めく境界」が開かれている弘前市の弘前れんが倉庫美術館(木村絵理子館長)で記念イベントが行われた。 節目の入場者となったのは、修学旅行で青森県を訪れた北海道函館市立中島小学校6年の福田采羽(こと)さん、浪岡空さん、川村李華(りんか)さん、小林咲穂(さほ)さん、髙橋明煌(あき)さん。木村館長がアートフェス公式ガイドブックなどの記念品を贈った。 福田さんは「ドッキリかと思った」と驚いた様子。「有名な展示を見るのを楽しみにして来た。(弘前れんが倉庫の)雰囲気がおしゃれ。他の美術館にも、機会があれば行ってみたい」と笑顔を見せた。担任の青木泰地教諭は「忘れられない、いい記念になったと思う」と話した。 アートフェスは9月1日まで、同館のほか県立美術館(青森市)、青森公立大学国際芸術センター青森(同)、八戸市美術館、十和田市現代美術館で行われている。