報道陣の問いかけに答え笑顔を見せる、アニメ「ちびまる子ちゃん」で共演した声優陣

　国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公まる子（さくらももこ）役として知られ、３月４日に６３歳で亡くなった声優ＴＡＲＡＫＯさんのお別れの会「ＴＡＲＡちゃんありがとうの会～たいせつなきみへ～」が１５日、東京都内で行われ、アニメの「さくら家」の声優たちが故人をしのんだ。姉さきこ役の豊嶋真千子は囲み取材で「アフレコを楽しんでやっている人とスタジオの中で姉妹として過ごす時間があって、本当にかけがえのないすてきな時間だった」と涙を流した。 　ＴＡＲＡＫＯさんについても「アフレコの時に『楽しいね』『楽しいね』って言いながらやってて、私は２代目でお姉ちゃんになったんで最初すごくドキドキしてたんですけど、そのあったかい空気にいつも包まれ、のびのびやれることができた」と悼んだ。 　祖母こたけ役の佐々木優子は誕生日のお祝いが大好きだったエピソードを披露。「必ずスタジオの中で彼女がリードしてくれて『ハッピーバースデー』を歌う。全出演者、全スタッフの誕生日を覚えていて、毎月のようにみんなで歌っていた」と懐かしんだ。 　第１部の式典と囲み取材の後にはファンらが会場で献花。別室には「ありがとう」のメッセージであふれたボードや遺品も展示された。