【日本ハム】交流戦MVP水谷瞬、勢い止まらない2点打「交流戦だけだったって言われたくない」
<日本ハム-楽天>◇21日◇エスコンフィールド 交流戦が終わっても、日本ハム水谷瞬外野手(23)の勢いは止まらない。3回1死二、三塁。左前へ2点適時打。「なんとかランナーをかえす思いで、打席に入りました」。1点差に迫る貴重な一打となった。 試合前には交流戦MVP受賞会見に臨んだ。「交流戦だけだったって言われたくない」。前年まで1軍未出場の選手が交流戦最高打率で首位打者になった。前例のない大ブレーク劇は、あくまで通過点。リーグ戦再開と同時に入れ直した気合が打球にも乗った。 新庄監督にはMVP受賞を「誰のおかげ?」と冗談交じりに聞かれたという。水谷は「なんて言おうかなと思ったんですけど…」と考えて「こう小さく」と自分の胸を指さしたという。賞金200万円は母に贈ると決めた、推定年俸560万円の現役ドラフト2期生。交流戦の大活躍がフロックではないことを証明する日々が、始まった。