マキシ新主将を先頭に、全員で立ち向かう。 クボタスピアーズ、新しい時代へ出発
10月5日、クボタスピアーズが2024-25シーズン方針発表会見を開いた。 新たなスローガンは「TAKE YOUR SHOT」。しっかりと準備をして、確かな自信を胸に、アタッキングマインドを持ち続けること、基礎的なプレーを重ねることで勝ち切ることを目指す。 新主将となったNO8ファウルア・マキシは、任命されたときにはプレッシャーを感じて少し悩んだものの、「前キャプテンのハルさん(立川理道)からの後押しもあり、キャプテンになることを決断しました」とコメント。 フラン・ルディケHCは「彼は規律を守り、一貫性もある。パフォーマンスも素晴らしく、行動で示すタイプ。チーム全体をリードするのは初めての経験になるが、チームの文化をドライブしていくことはできると思います。立川選手や、(ピーター・ラピース)ラブスカフニ選手たちといったリーダーグループと情報を共有しながら、先頭に立っていってほしい」と期待を込めた。
新ジャージー発表では、PR為房慶次朗とWTB根塚洸雅がそれぞれファーストジャージー、セカンドジャージー姿で登場。ジャージーのデザインには、クボタの主力商品であるトラクタの轍(わだち)を側面に施すなど、原点回帰の想いが込められている。 ファーストジャージーの色はもちろんオレンジ。セカンドジャージーでは、黒地に映えるクボタブルーが、困難に立ち向かったとき「水」のように形に囚われず順応し続けていくことを表現している。「試合でもそんなプレーを見せたい」という根塚は、「これからチーム全員がクボタのラグビーを理解して、自分たちの役割を理解してやっていくのが大事だと思う。僕自身も、自分の役割が何か、何ができるのかということを突き詰めていきたい」と、プレシーズンマッチから始まる新たなシーズンを見据える。マキシ新主将については「ルアさん(マキシ新主将)は試合で一番体を張って、僕たちを引っ張ってくれることは、皆よく分かっています。ただチームにはトークが必要なときもある。そのときには僕がサポートしていきたい」と語った。 為房も「ルアさんは背中で語るタイプ。僕もそのプレーを見習って、泥臭いプレーでついていきたい」と、ルーキーらしく全開でフルシーズンを過ごす決意だ。 日本一奪還へ、さらにその先の最強時代へ。クボタスピアーズが新たなスタートを切った。