【高校サッカー選手権】修徳がPK戦を制し昨年度選手権出場校の早稲田実業に勝利
10月20日、第103回全国高校サッカー選手権東京予選2次予選がBブロック2回戦で修徳が第102回全国高校サッカー選手権出場校の早稲田実業と対戦。0-0(PK:5-4)で勝利し次戦に駒を進めた。 【フォトギャラリー】修徳 vs 早稲田実業 「リーグ戦では2回(2戦2勝)勝っているが、点を取るのが難しい相手。チャンスは作るも決めきれなかった。失点することなく最後まで行けたのは良かった」と振り返ったのは修徳を率いる土屋慶太監督。100分を戦い抜き0-0。 お互いに一歩も引かない一進一退の攻防が続いた。 前半は修徳がボールを保持して自分たちのペースでゲームを進めるも、早稲田実業も堅い守りでゴールを与えなかった。前半を0-0で折り返すと、42分と46分に続けて修徳がチャンスを作ったが、ここは早稲田実業のDF陣がシュートブロック。その後もセカンドボールを回収し自分たちのリズムで試合を進めた修徳だったが、ゴールを割ることができず。準々決勝進出をかけた一戦は80分間で決着はつかず延長戦へ。そしてスコアは0-0のまま、勝敗はPK戦に委ねられた。 夏のインターハイ予選ではこの日戦った堀越グラウンドで堀越にPK負けを喫した修徳。1本目を外し夏の苦い思いが頭をよぎる中、早稲田実業が4本目を外し、4-4のままサドンデスに突入。修徳の6人目のキッカーは守護神のGK17磯辺勇智(3年)。これを磯辺が成功させると「練習ではPKを外すことが多かったが、この試合では決めたことで勢いに乗れた」と早稲田実業の6本目を見事にシュートストップ。この結果、修徳がPK戦を5-4で制し、準々決勝進出を決めた。 昨年度の選手権出場校を下し8強入りを決めた土屋監督は「強い早実に勝ててほっとしました」と安どの表情。続けて「全員の力を振り絞って、いい準備をして、インターハイで負けた堀越との試合に臨みたい」と難敵にリベンジを誓った。 (文・写真=荒川大貴)