子どもが急病…でも仕事を休めない時の一時受け入れ先に 松山市の新たな病児保育施設オープン
南海放送
子どもの急病…そんな時心強い支えになりそうです。 病気の子どもを一時的に受け入れる松山市の病児保育施設がオープンし、きょうから受け入れがスタートしました。 松山市山西町にある三葉幼稚園の施設内にきょう、新たに開園したのは… 看護師: 「お熱、36度4分ですねお父さん、受け入れ可能です」 病気の子どもを一時的に受け入れる「三葉病児園」です。 40代公務員男性(共働き): 「(小学校一年生の娘が)インフルエンザで長く休んでいたが、どうしてもお互い休めないということと大人に見てもらえるというのが非常に安心している」 松山市はこれまで、保護者が仕事の都合で病気の子どもを看病できない場合などに松山市内中心部と南部、東部の3つの医療機関で一時的に受け入れてきました。 今回初めて、保育施設に事業を委託し、市内西部での受け入れを開始しました。 40代医療関係女性(共働き): 「きのう(2歳の息子が)発熱し、仕事が休めないというのがあったので。今までは利用しようにも遠くてできなかったところがあり、そうなると仕事も休まざるを得なかったので…」 受け入れ対象は、松山市とその周辺自治体の1歳から小学6年生までの子どもで、利用料は一日最大2000円です。 定員6人に対し、看護師1人と保育士2人が常駐して対応しています。 さらに… 清家記者: 「こちらの個室はガラス張りとなっていて、圧迫感がなく、外からでも職員の方が見通せるような作りになっています」 感染症の子ども用に個室が4つ用意され、ガラス張りの明るい雰囲気の中、カメラで子どもたちの様子をチェックするなど安全面にも力を入れています。 三葉幼稚園 古森宏子園長: 「病気だから暗い所で寝とかないといけないよということではなく、子どもたちのその時の状況に応じて利用の仕方を変えていきたいと思っている」 三葉病児園の予約は専用サイトで受け付けているほか、当日でも医療機関を受診したうえで、電話での受け付けを行っているということです。