全校児童で大型作品制作 創立150周年に向けて 鴨川の田原小(千葉県)
来年度、創立150周年を迎える鴨川市の田原小学校(前田桂子校長)で、全校児童77人が記念事業として制作した大型掲示物「TABARA夢キャンバス」が完成した。 縦7・5メートル、横0・9メートルの長い布地にアクリル絵の具で絵を描き、6枚を組み合わせた作品。各学年が1枚ずつ担当し、約1週間かけて制作した。 6枚で一つの絵になるよう、6年生が全体に虹や道を描き、それ以外のスペースに、各学年が「未来の田原」をイメージした絵を描いた。 前田校長は「児童たちはこれほど大きな絵を描いた経験がなかったが、みんなで作品をつくり上げることを通して、150周年を祝う機運が高まった」と話していた。 夢キャンバスは、地域学校協働活動推進員の鈴木勝博さんが中心となり、地元業者の協力で、体育館の外壁に仮設置され、児童らは大きさや鮮やかさに驚いていた。 同校では、来年6月に創立150周年記念イベントを計画しており、夢キャンバスを掲示する予定。