取材に応じるニュージーランド代表のスコット・ロバートソン監督

ラグビーのリポビタンDチャレンジカップ2024（26日、日産スタジアム）で日本代表と対戦するニュージーランド（ＮＺ）代表が22日、試合登録メンバー23人を発表した。通常、キックオフの48時間前に発表されるものだが、異例の4日前のアナウンス。NZ協会の広報担当者は、「日本戦と、その後の欧州遠征とメンバーを分けて練習していることも関連してのこと」と説明した。 代表100キャップで副将のFLサム・ケイン、SOダミアン・マッケンジーらトップリーグやリーグワンで活躍し、日本でもおなじみの選手が先発に名を連ねたほか、リザーブには今遠征後にBR東京に加わるSHのTJ・ペレナラも入った。キャップ1桁やノンキャップの選手が11人いるベテランと若手の混合チームとなった。主将はLOパトリック・トゥイプロトゥが務める。 自身もトップリーグのリコー（現BR東京）でプレーしたスコット・ロバートソン監督（58）は、今回かつての古巣での練習もあったことから、「多摩川、世田谷、懐かしいね」と目を細めながら、「日本が速い展開で戦うことは分かっている。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチが教えているので、予想外のプレーもあるかもしれない」と警戒した。 チームは日本戦のあと、イングランド、アイルランド、フランス、イタリアと対戦する欧州遠征へ向かう。その準備のため、チーム内の15選手ほどが試合前日の25日にイングランドへ向かうという。メンバーは以下の通り（かっこ内は年齢、所属、NZ代表キャップ数。◎は主将）。 ▼FW タマイティ・ウィリアムズ（24、クルセーダーズ、14キャップ） アサファ・アウムア（27、ハリケーンズ、15キャップ） パシリオ・トシ（26、ハリケーンズ、3キャップ） サム・ダリー（24、ブルース、5キャップ） ◎パトリック・トゥイプロトゥ（31、ブルース、46キャップ） サミペニ・フィナウ（25、チーフス、4キャップ） サム・ケイン（32、東京SG、100キャップ）