サバンナ八木、“面白い人間”へ変わるために日々努力! 変化も実感「あるときから…」 お金に関する勉強も
■目標は設定しない「失敗したときに気持ちが折れてしまうから」 2年前頃からはファイナンシャルプランナーの勉強をスタート。「もともとお金に関することには興味があって、生きていくためにお金について勉強しておいて損はないだろうという、それぐらいの気持ちで始めました」ときっかけを説明する。 書籍『年収300万円で心の大富豪』では、ためになるテクニックを紹介している。 「サラリーマンの方は無条件で労災に入っていますが、僕らみたいな個人事業主は普通入っていません。でも特別加入の労災があって、僕は入っています。あと、家を買うときに入る団体信用生命保険の話や、小規模企業共済の話など、大事な情報を紹介しているので、読んだだけで個人事業主だったら即、得します」 さらに今、『世界一ゆるい勉強法』も執筆中だという。 「まだ全然発売とか決まっていませんが、ファイナンシャルプランナーの試験に合格するまでの過程を全部残していて、1級を取ってからでないと意味がないと思うので、1級を取れたら出したいなと。難しい内容をどうやって脳に記憶させるか、例えば拡大コピーすることで頭に入れたりという方法や、どう精神をコントロールしたらいいのかという方法を紹介しています」 地道に努力を重ねている八木。今年8月4日に50歳を迎えるが、将来については「何も目標を決めていない」とのこと。 「ファイナンシャルプランナーも、取ったからといって何か変わるわけではないですが、自分の経験や知識を生かして何か発信できたらいいなという思いはあります」 そして、「目標を掲げないというのも僕のテクニックなんです」と語る。 「目標を掲げたら、失敗したときに気持ちが折れてしまう。芸人の世界も、15年頑張って結果が出ない人もいれば、2年目の人がテレビに出る世界。そういうときに目標を設定していたら、僕の15年は何だったんだと心が折れてしまうから、そもそも目標を設定しなければいいんです。ファイナンシャルプランナーも受かろうと思ってやっていますが、そこを目標にはしていません」 心穏やかに生きる術を自分なりに見出してきた八木。今を生きる人たちへのメッセージを求めると、「どんなことも人が関わってくるので、『人を大切にしましょう』。あと、『人は変わる。年月とともに進化する』ということですかね。それは相方を見ていてすごく感じます。相方は柔道部では弱くて頼りなかったですが、今ではめちゃくちゃ頼りになりますし、番組で回している姿を見ると頼もしくなったなと感じます」と語ってくれた。 ■八木真澄 1974年8月4日生まれ、京都府出身。1994年に高校の柔道部の後輩だった高橋茂雄とお笑いコンビ・サバンナを結成。1997年にABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞を受賞。一発ギャグを得意とし、そのレパートリーは1000を超える。筋肉芸人としても知られ、レイザーラモンHGと「ネオ☆健康ボーイズ」として活動している。
酒井青子