能登地震被災者に「元気」を 阪神・淡路経験者らが慈善ライブ 継続的支援へ「第一歩」/兵庫・丹波市
東日本被災地でライブ続け12年
2011年に東日本大震災が発生。三澤さんと堀部さんは「助けてもらった恩返しを」と、知り合いのミュージシャンらと共に車に機材を積んで被災地へ向かい、小学校や仮設住宅、避難所などでチャリティーライブを行うようになった。 ライブは12年間で10回を数える。ハンバーガーも振る舞い、「音楽と食」で被災者の心を癒やした。継続的に足を運ぶことで交流が深まり、小学校の卒業式に招かれるほどの関係性になった。 先月の能登半島地震の一報に心を痛め、「いてもたってもいられず」(三澤さん)、チャリティーライブを企画した。「応援する人がこれだけいると伝えたい」と三澤さん。「被災者が一番怖いのは忘れられてしまうこと。ライブやパンの提供など、細く、長く支援を続けていきたい」と誓う。