Japan Street League 2024 年間王者が決まる最終戦 “BIG YEAR GIG” 大会レポート
今回SKiPFACTORYがリニューアルされたセクションに最もマッチしていたのが村上涼夏。持ち味のスピードを生かした技が炸裂した。ランでは「トランスファー」からの「インポッシブル」、「スイッチクルックドグラインド」と終了間際までフルメイクランするも最後「スイッチバリアルヒールフリップ」でミス。 この「スイッチバリアルヒールフリップ」は、予選ランから全て最後で失敗するという痛恨のミス。この技のミスがなかったらどこまでポイントを伸ばせたのか気になるところだ。だがランでは80.83ptと高得点を獲得。ベストトリックでは「バックサイドオーリートランスファーボードスライド・トランスファーアウト」で75.97pt。 3本目・4本目と攻めるも惜しくもミスのため、最後5本目で技をメイクしなければ入賞できないというまさに崖っぷち状態に。その緊張の5本目では、3本目・4本目と失敗していた「フロントサイドウォールライドトランスファー」を完璧に決め、見事80.67ptを獲得。なんと村上はベストスコアが3本のみだったが、合計237.47ptで見事3位となった。 今回仲間たちとストークし会場を盛り上げた村上は「2023年シリーズはスケジュールの関係でJSLをスキップしてたので、今年は絶対にメイクするために参戦しました。本当にサイコー!みんな楽しみましょう!」と村上らしい言葉で締め喜びを語った。
今大会の特別賞に選ばれたのは原田結衣!!
男子に負けず劣らず果敢に攻めた女子選手に贈られる特別賞のベストスタリッシュに選ばれたのは神奈川県出身の原田結衣。原田はこのリニューアルされたセクションを余すことなく使い得点を伸ばし42.87ptを獲得する。惜しくも予選通過とはならなかったものの、今大会のベストスタイリッシュを受賞した。 その後のインタビューでは「今日は嬉しかったです。これからもストリートやパークにとらわれないで、誰もやってない様なスタイルでやっていきたいです。今回の賞金は将来に為に貯金します(笑)」とにこやかに嬉しさを語ってくれた。