LINEに「スマホ市役所」 福島県いわき市が1日スタート 学校への連絡や住民票申請、計60のサービス
福島県いわき市は1日から、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用し行政手続きや学校への連絡が可能となる「スマホ市役所」を始める。 既存の市公式アカウントを刷新し、来年3月までに計60の行政サービスを展開する。主な内容は【表】の通り。市によると、ラインを活用したものとしては全国中核市の中で最大規模のサービス数となる。4月以降も市民ニーズに応じ、適宜機能を追加する方針。 市によると、市公式アカウントには8月末時点で約2万6千人が登録している。これまでは主に市の情報発信手段として活用していた。スマホ市役所開設によって、実際に市役所を訪れることなく各種手続きが可能となり、市は窓口の混雑緩和や市民の利便性向上につながるとみている。 内田広之市長が9月24日、記者会見で発表した。内田市長は「今後も便利な機能をどんどん追加していきたい」と語った。 市の公式アカウントは、ラインの友だち追加機能から「@iwakicity」と検索し、登録できる。
いわき市の「スマホ市役所」の主なサービス内容 ▽児童生徒の欠席、遅刻、早退などの学校連絡 ▽放課後児童クラブの検索 ▽マタニティサロンの予約 ▽大型ごみの収集申し込み ▽住民票の発行申請 (いわき版)