独首相が財務相を解任、政局不透明感強まる 経済政策巡り対立か
[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は6日、リントナー財務相を解任した。政府の経済政策の方向性を巡り、数週間にわたり対立が続いていたとみられる。関係筋がロイターに明らかにした。 ドイツのビルト紙はこれに先立ち、リントナー氏が予算を巡る行き詰まりの打開策として早期総選挙を提案したが、ショルツ首相がこれを拒否したと報じていた。 リントナー氏の解任が、同氏が率いる自由民主党(FDP)の連立政権の離脱にもつながるかどうかは不明だが、政局の不透明感が一層強まった形となった。