ロシア南部にウクライナ無人機攻撃、石油貯蔵施設などで火災
[28日 ロイター] - ロシア南部ロストフ州の石油貯蔵施設にウクライナ軍の無人機(ドローン)攻撃があり、複数の貯蔵タンクに火災が発生したと、ゴルベフ州知事が28日明らかにした。 ゴルベフ氏は死傷者はいないとした上で、消火活動が行われているとテレグラムに投稿した。 ロシア国防省は、防空部隊が夜間に同州上空で無人機4機を破壊したと述べたが、石油貯蔵施設への攻撃には触れなかった。 ロシアのインターネットメディア「バザ」のアカウントによると、同州カメンスキー地区では無人機2機が落下後、貯蔵タンク3基が炎上。 大型タンクが夜間に燃えている様子とみられる動画がロシア系ソーシャルメディアに投稿されており、ロイターはカメンスキー地区の映像が含まれていることを確認した。 ロストフ州の別の地区にある石油貯蔵施設では10日ほど前にウクライナ軍の攻撃を受けて発生した貯蔵タンクの火災がまだ続いていると、テレグラムのロシア系アカウントが伝えている。 これとは別に、ロストフ州の北隣にあるボロネジ州のグセフ知事は、ウクライナが発射した無人機の破片が「爆発物の近く」で火災を引き起こしたと述べた。すでに鎮火したという。 ロシア国防省は、ボロネジ地方上空で8機の無人機が破壊されたと発表した。