操作できる飛び系 ピンのブレード型「i530 アイアン」を深掘り
ピンゴルフは3月5日に「i530アイアン」を発表した。飛距離アップを模索しつつ、ブレードの見た目を好むゴルファーのニーズに焦点をあて、ボール初速を上げ、高い精度をもたらすように設計されたプレミアムモデル。世界中のピン公認ストアでカスタムフィッティングと事前注文が行われている。 【画像】ピン史上最も“やさしい”アイアン
ピンのCEO兼社長のジョン・K・ソルハイム氏は「飛び系アイアンの継続的な人気は、特にアイアンの見た目がかなり重要視される上級者用のカテゴリーにおいて、興味深く楽しいチャレンジです。このi530アイアンでは、革新的なフェーステクノロジーにより大幅な飛距離アップを実現しつつ、上級者向けのコントロール性能も高めた非常に魅力的なデザインを開発しました。我々は “操作できる飛び系”アイアンと呼んでいます。より距離のあるアイアンショットに、ボールを止められる一貫性と予測可能性が備わっていることを意味します」と述べた。
飛距離と操作性を高い次元で両立
飛距離アップは様々な要素の産物で、より深くて薄いフェースからソールへのトランジションを実現した内部重量パッドもその要因の一つ。これにより、フェース屈曲の特性を高めつつ、質量を押し下げることで重心位置が下がり、ボール初速の向上が確保された。非常にフレキシブルなマルエイジング鋼C300鍛造フェースは、17-4ステンレススチール製の中空ボディへ精密に溶接されている。ヘッド内部のフェース背面にはポリマーが取り付けられており、フェースのたわみを最大化しつつ、打感と打音を向上させている。 このボディ設計は、フェースのたわみを際立たせることで、飛距離性能に貢献している。低くなった重心位置は、よりインパクト位置と揃うようになっており、飛距離用に最適化されたロフトが、飛距離アップとグリーンにボールを止めることにつながる弾道最高点の高さを確約する。カスタムフィッティングの過程では、ゴルファーの打ち出し条件に合わせ、3種類のロフト構成(スタンダード、パワー、レトロ)を選択できる。