本丸庭園内の桜は見頃を迎えている

　国宝・松本城（松本市丸の内）で現在、本丸庭園を一般開放してライトアップされた天守閣と桜を楽しむ「夜桜会」が行われている。（松本経済新聞） 【写真】外堀の様子 　期間中、天守閣を除く本丸庭園を一般に無料開放。松本古城会による、花見団子や巻きずしなどの販売も行う。 　同イベントは毎年、松本城管理事務所が開花を発表した3日後から8日間開催している。今年の開花宣言は4月7日に出され、同事務所が独自観測を始めた2008（平成20）年以降で最も早かった昨年の3月24日からは2週間遅い開花となった。市文化観光部松本城管理課課長の松岡由香さんは「4月に入ってから連日、開花について問い合わせを頂いていた。皆さんの待ち望んでいる気持ちが伝わってきた」と話す。 　本丸庭園内のシダレサクラやヤエザクラ、ヒガンザクラは見頃を迎えており、外堀も見頃に近づいているという。咲き具合は松本城のウェブサイトやインスタグラムで随時、発信している。松岡さんは「開花宣言後、一気に咲き進んだ。今週末は外堀も見頃を迎えそうなので、多くの方に足を運んでもらえれば」と呼びかける。 　期間中は、「国宝松本城桜並木光の回廊」（18時30分～21時、金曜・土曜は22時まで）も実施。松本城外堀沿いの桜並木と女鳥羽川の千歳橋から女鳥羽橋までの左岸をライトアップする。 　本丸庭園の無料開放は17時30分～21時（天守閣登閣は不可）。4月17日まで。