全日本ダブルス王者・小林&伊藤ペア後編 2人の黄金パターン、必殺カットブロックなどを実演でDEEP解説!【卓球ジャパン!】
5月4日放送の『卓球ジャパン!』は、先週に引き続き全日本選手権男子ダブルス優勝ペア、小林広夢&伊藤礼博(ともに日本大学)特集。決勝の舞台裏、さらに2人の得意技を実演で披露してもらった。 【アーカイブ配信】「サウジスマッシュ2024」5月1日(水)~11日(土)開催!試合結果・トーナメント表 全日本選手権男子ダブルス決勝、相手は前回王者の張本智和/森薗政崇ペア。 全国大会では初の決勝の舞台となった伊藤だが「もっと緊張するかなと思ってたんですけど、あんまり緊張しなくて、自分のプレーを出して楽しもうっていう気持ちで頑張りました」とコメント。ちなみに伊藤は2年前の全日本のときに張本/森薗の練習相手をしていたのだとか。 「試合よりも緊張して本当にブルブルしながらブロックしたんですけど、その2年後に試合することができて嬉しかったですね」と語った。
決勝の勝因を聞かれ「1番は練習量」とコメントしたのは先輩の小林。 「1日練習で6時間ある中、2時間ぐらいはダブルスに当ててました。自分たちが1番してるんだぞっていう自信はあったので、競って負けそうな時もあったけど、そのおかげで乗り切れました」(小林) そして決勝の鍵となったのは森薗のチキータへの対策だ。 「森園さんのチキータをいかに狙えるかというのが勝負だと思った。そこがうまくいったのが勝てた要因」(小林)と語り、「正直ゾーンに入ってた」という小林が鋭いカウンターを次々と決めて前回王者ペアを圧倒。 対戦した森薗も「この日は勝てる要素がなかった」と完敗を認めるほど、2人のコンビネーションは完璧だった。
後半の実演コーナーでは、まず2人が編み出したというオリジナルの練習法を披露。 両サイドに立ってブロックをする2人の練習相手にオールで返してもらい、それを小林&伊藤がコースを狙いながら交互に打ち返すというメニューだ。 この練習のテーマは「予測」。 「パートナーが打ったコースを見て、次どこに返ってきやすいかを予測して動く。パートナーがどこ打ってもいいように、ということを考えて僕たちが生み出しました」(小林) 「これをやることによって小林さんが打った球の次の(相手が打つ)コースを読めたり、自分が打った球を小林さんが待てたりできるのですごくいい練習」(伊藤) ダブルスを強化したい人はぜひ取り入れてみよう。