<挑む・センバツ2023東邦>部員紹介 宮国凌空投手(2年) 球速149キロ もっと強くなる /愛知
◇宮国凌空(りく)投手(2年) 最速149キロのエース右腕。スピードで押すだけではなく、100キロを下回る緩いカーブやスライダー、フォークなどを織り交ぜ緩急自在に操る投球術が強みだ。 沖縄県宜野湾市出身。5歳のときに野球を始め、中学時代は同県内の硬式野球チーム「宜野湾ポニーズ」に所属。2年までは内野手だったが、当時の監督に勧められ、3年からは一塁手を担いながら、投手として本格的に練習を始めた。 「野球の強いチームで甲子園に出たい」と故郷から遠く離れた東邦への進学を決意。1年生大会で球速140キロをたたき出し、周囲を驚かせた。「気付いたら速くなっていた。自分でもびっくり」と球速にあまりこだわっていないという。 仲間たちは「裏表がなく、みんなに優しい。実力もあり背番号1が似合う」と絶対的な信頼を寄せるが、自身は「投げること全てが課題。もっと強くなってチームを勝たせたい」と謙虚に野球と向き合う。【森田采花】=随時掲載