【ネタバレあり】『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』サプライズの裏側 4時間半かけた特殊メイクで激変
竹内涼真が主演を務める『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』(全国公開中)の菅原伸太郎監督がインタビューに応じ、劇中に登場するサプライズキャストについて、撮影秘話やメイクのこだわりを明かした。(以下、映画のネタバレを含みます) 【動画】中条あやみ、「きみセカ」竹内涼真とのキスシーン秘話を暴露 「君と世界が終わる日に」は、ゴーレムと呼ばれるゾンビで溢れかえった終末世界で生き残る、主人公・間宮響(竹内)ら人間たちの闘いを描いたサバイバルドラマ。地上波でSeason1が放送された後、HuluオリジナルとしてSeason2~4まで制作された。劇場版では、人類最後の希望の都市とされる「ユートピア」を舞台に、響がワクチン開発の研究材料として捕われている娘・ミライを救うため、最後の戦いに挑む。
本作にサプライズ出演したのが、俳優・アーティストの菅田将暉だ。菅田はドラマSeason1の主題歌「星を仰ぐ」はもちろん、劇場版の主題歌「谺(こだま)する」も担当しており、『きみセカ』シリーズとは縁が深い。劇中では、響と共にタワー最上階を目指す青年・天城ジン(板垣李光人)の兄を演じており、ゴーレムウイルスに対するワクチンを投与され、その副作用で半分人間・半分ゴーレムのようなおぞましい姿になっている。
菅田のサプライズ出演について、菅原監督は「竹内くんと昔作品で共演していて、今も親交が深いことが一番大きいと思います。主題歌はもちろん、非常にバックグラウンドを感じる役柄なので、出演していただけて嬉しかったです」と振り返る。
出演にあたり、菅田からは「人間でいる時もゾンビを感じるような、演技面で何か特徴がほしい」と要望があったという。そこで思いついたのが、理性を保つために、自身の腕を噛むという行為だった。「普段もゴーレムの衝動みたいなものがあり、それを必死に理性で押さえ込んでいる。そのため、自分の腕を噛み、その痛みと血の味で人間性を保っているという設定はどうですか? と提案しました。実際、菅田さんふんするキャラクターの腕には、噛み跡がいっぱいあります」