核兵器の国際管理、実現追求を オッペンハイマー博士の孫
米国の原爆開発を率いた科学者、故ロバート・オッペンハイマー博士の孫チャールズ・オッペンハイマー氏(48)が26日までに、西部サンフランシスコで共同通信の取材に応じた。博士が第2次大戦後に提唱した核兵器の国際管理が実現していれば「核廃絶は成し遂げられていた」と強調した。国際社会は実現を追求すべきだとし、核物質の規制強化を呼びかけた。 博士の半生を描いた映画「オッペンハイマー」はアカデミー賞で作品賞を含む7部門に輝き、大きな注目を集めた。日本では29日に公開が始まり、チャールズ氏は博士の思想を知る「きっかけになる」と訴えた。(サンフランシスコ共同)